キャンペーン・イベント・採用ページの掲載期限を放置しない

春のキャンペーンが終わって半年、検索結果にはまだ「今なら初期費用無料」のページが出ている。問い合わせが来て、もう終わっているんですと謝る。イベントの申込ページは締切を過ぎてもフォームが動いていて、採用ページには募集を締めた職種がそのまま載っている。担当していた人は異動していて、そのページの存在を覚えている人がいない。

こういうページは、消し忘れたというより、終わる日を誰も管理していなかった、というのが近い。作った時点で終了日は分かっているのに、その日付を覚えている人と、ページを直せる人が別で、両方が覚えていないと何も起きない。

この記事では、掲載期限のあるページをコンテンツ更新管理でどう扱うと放置されにくいかを、想定運用として書きます。先に断っておくと、このプラグインは期限が来てもページを消しません。「終わったら見せ方を変え、確認したら戻す」という設計で、その前提で読んでください。

目次

掲載終了日を、次回確認日として持たせる

やることは、そのページの管理対象に掲載終了日を「次回確認日」として入れることです。担当者にはページを直せる人(その投稿を編集できるユーザー)を、更新頻度は一回きりのキャンペーンなら「なし」を選びます。翌年も同じ枠で走らせるキャンペーンでも、確認完了日から再計算される日付は来年の終了日とは一致しないので、頻度で回すより、確認のときに次の終了日を手で入れ直すほうが確実です。

重要度は4段階で、想定としては採用情報や価格は「高」に置いています。期限前の通知は14日前・7日前・1日前のように段階を持てるので、締切を延長するかどうかの判断が終了日の朝ではなく2週間前に来る。通知の宛先や届かないときの追い方はここでは広げませんが、メール・Slack・Chatworkのいずれかで担当者に届きます。

エスカレーション先を置いておくと、担当者の異動に少し強くなります。期限超過が続いたときの通知が担当者だけでなくその人にも届き、担当者に指名していたユーザーが削除されていれば一覧に「ユーザー未設定」と出て管理者に警告が出る。冒頭の「覚えている人がいない」を、少なくとも管理画面が覚えている状態にできます。

終わった日に、ページはどうなるか

掲載が終わったページの見せ方3種(リダイレクト・下書きや非公開・一部だけ差し替え)を示した図

期限切れ処理として、投稿単位では次の4つから選びます。管理画面で警告のみ/投稿を下書きへ変更/投稿を非公開へ変更/指定URLへリダイレクトあるURLを開いたとき、別のURLへ自動で転送すること。ページを消す代わりに関連ページへ送ると、検索エンジンからの流入やブックマークを失いにくい。(301・302)。既定は「何もしない」なので、選ばなければ警告も出ません。

ページの種類ごとに、想定される選び方を書いておきます。

  • キャンペーンページ:現行のキャンペーン一覧やサービスページへリダイレクト。終わったキャンペーンを検索から来た人が踏んでも、いまやっているものに着地する
  • イベントの申込ページ:非公開にするか、イベント一覧へリダイレクト。締切後にフォームだけ動いている状態を止められる
  • 採用ページ:ページ全体を止めるより、募集要項の部分だけを差し替えたいことが多い。これは後述の「一部分だけ」の話になる

リダイレクト中の投稿は投稿ステータスが公開のまま維持されますが、サイト内検索・フィード・アーカイブからは除外されます。転送先はサイト外のURLでもよく、自分自身へ飛ばす設定は保存できません。

ひとつ、日付の感覚で注意することがあります。判定は日単位で、期限超過になるのは次回確認日の翌日0:00以降、処理はそのあとの最初の毎時処理です。「掲載最終日」を次回確認日に入れると、最終日は丸一日表示されたまま、翌日に入ってから切り替わる。最終日の朝には消えていてほしいなら、次回確認日を前日にしておく。数時間の遅れが許されないページに向いた仕組みではないので、そこは割り切りが要ります。

先に人が手で非公開にしていた場合は、プラグインはステータスを変えず「処理不要」と履歴に書くだけです。期限を待たずに止めたくなったら、普通に非公開にすればいい。

処理の選び方や301と302の使い分け、ルールでリダイレクトを選べない事情は、記事単位の期限切れ処理と戻し方にまとめてあります。

確認が終わると戻る、という前提で選ぶ

ページを消す場合と見せ方を変える場合を比べた図

ここが公開期限系の仕組みとの違いで、選び方にも効きます。

コンテンツ更新管理では、確認完了(承認者を立てていれば承認された時点)で、リダイレクトは自動で解除されます。「確認しました」は「このページをまた見せてよい」の合図でもある。だから、リダイレクトが向いているのは、戻す予定のあるページです。毎年やる季節キャンペーン、来期も募集する職種、次回の開催が決まっているイベント。内容を書き換えて確認を完了すれば元の表示に戻り、次の終了日を入れて次のサイクルへ入る。302を選んでおくと、検索エンジンにも恒久的な移転として覚えられにくい。

二度と戻さないページには、下書きか非公開のほうが運用と合います。こちらは確認が完了しても自動では戻らず、「以前の公開状態へ戻す」を人が押したときだけ戻る。終わったページを、確認結果の登録のついでに表へ出してしまう事故が起きません。恒久的に別のページへ統合したいなら、更新管理の対象からは外して、リダイレクト用の仕組みで恒久の転送として設定するほうが素直だと思います。

作っている側から言うと、期限が来たらページを消す設計にしなかったのは、消したものは戻せないからです。ブロックを非表示にしても代替メッセージに変えても、フロントの出力を差し替えているだけで、保存された本文には触らない。投稿を下書きにしても中身はそのまま残る。終わったキャンペーンページは翌年の下敷きになるし、締めた職種の募集要項は次に開くときの原稿になる。「見せ方を変える」までにとどめたのは、そういう再利用を潰さないためです。

採用ページのように、一部だけ期限が違うなら

採用ページを1本の投稿として管理すると、職種Aの募集は締めたが職種Bはまだ、というときに困ります。ページ全体を非公開にはできない。

こういうときは、募集要項の職種ごとの範囲を「コンテンツ更新管理セクション」ブロックで囲んで、それぞれを別の管理対象にします。締めた職種のブロックだけ期限が来て、フロントではその範囲だけが代替メッセージに差し替わる。代替メッセージは管理対象ごとに上書きできるので、「営業職の募集は終了しました」のように職種名まで入れておけます。ページ本体と他の職種は公開されたままです。

キャンペーンでも同じで、サービスページの中の「今なら初期費用無料」という一角だけをブロックで囲んでおけば、期限が来たときにそこだけ非表示にできる。ページ全体をリダイレクトする必要がなくなります。ブロックの置き方や、投稿の「更新」では管理設定が保存されないという注意点は、記事の一部分だけに期限をつける方法に書きました。

掲載期限のあるページは、更新期限管理の中では一番分かりやすい入口です。終了日が最初から決まっているので、次回確認日を決めるのに迷いがない。ここから料金表や注意事項のような「終わりはないが定期的に見る」ページへ広げていく流れは、公開して終わりにしないための4つの単位にまとめています。

製品ページは コンテンツ更新管理 にあります。

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