診断結果から問い合わせにつなげる — 結果を出して終わらせない設計

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診断を作った人がいちばん取りこぼしやすいのが、結果を表示したあとです。回答してもらって、結果まで見てもらって、そこで終わる。読者は「へえ」と思ってページを閉じ、こちらには何も残りません。

結果画面は診断の出口ではなく、次の行動の入口として作ります。具体的には、結果コンテンツの中に「その結果の人向けの一文」と「その結果に合ったCTAかフォーム」を置く。それだけで、診断は集客コンテンツから問い合わせ導線に変わります。

目次

結果コンテンツにフォームはそのまま置ける

誤判定救済モードが対象にする判定と対象にしない判定を対比した図

診断シミュレーションProの結果コンテンツは、通常のブロックエディタで作ります。つまり文章も画像もボタンも、他プラグインのショートコードも置ける。Contact Form 7 のフォームも、結果の中に直接書けます。

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。CF7連携の設定をオンにしなくても、結果コンテンツ内のフォームは表示も送信もできます。 CF7 6.x はフロントの全ページでJS/CSSを自動で読み込むので、AJAXで後から差し込まれた結果の中でも普通に動く。reCAPTCHA や Turnstile も同じで、AJAXで注入されたウィジェットはこちら側で再描画しています。

では設定にある「誤判定救済モード」は何かというと、内容ベースのスパム判定だけを対象にした、限定的な逃げ道です。診断結果用のフォームは、結果の長い説明文と同じ画面に乗るぶん、Akismet やWordPress標準のコメント禁止リストに引っかかることがある。そのときだけ、「診断結果用」と明示したフォームの送信に限って内容ベースの判定をスキップします。

作っている側の立場で言うと、ここは意図的に狭くしてあります。reCAPTCHA や Turnstile、CF7自身のセキュリティ機能、Stripeの判定には一切手を出しません。CAPTCHAがスコア不足で正しく弾いた送信も通しません。そこまで緩めると本物のスパムが素通りするからです。救済モードは送れないときの最後の手段であって、最初からオンにしておくものではない。

なお結果の中でCF7を使うなら、Contact Form 7 は6.0以上が必要で、CF7 6.x 自体が WordPress 6.7以上を要求します。フォームまで組み込む前提なら、ここは先に確認しておくと詰まりません。

結果ごとに、次の行動を変える

診断の結果画面に置く3つの要素(結果に合った一文・結果別のCTA・軽いフォーム)を示した図

いちばんもったいないのが、結果は3種類あるのに、その先のボタンが全部「お問い合わせはこちら」になっているパターンです。せっかく出し分けた意味が消えます。

温度感は結果ごとに違います。ライトプラン向けの結果に「個別見積を依頼する」は重い。逆に、個別見積が必要な人へ資料請求だけを出すのは弱い。目安としてはこんな配分になります。

  • ライトプラン向けの結果 → まず資料請求
  • 標準プラン向けの結果 → 導入相談
  • 個別見積向けの結果 → 詳細な問い合わせフォーム
  • 商品おすすめの結果 → 商品ページや購入リンク
  • 迷っている人向けの結果 → 無料相談

全部を作り込む必要はありません。見出しと、フォーム直前の一文と、ボタン文言。この3つだけ結果ごとに変えれば、個別に案内されている感じは出ます。

そのフォーム直前の一文が地味に効きます。「お問い合わせはこちら」だけだと、読者は何を相談すればいいのか分からない。「詳しい条件に合わせて個別にご案内できます」「この結果でよいか不安な場合も相談できます」のように、問い合わせる理由をこちらから提示しておくと、ハードルが下がります。

どの結果から来たかを、送信内容に残す

問い合わせが来たとき、その人がどの結果から送ったのか分からないと、返信で結局また聞き直すことになります。CF7のhidden項目に結果名を入れておけば、これは避けられます。

[hidden diagnosis_result "ライトプラン向け"]

管理者宛メールのテンプレートに [diagnosis_result] を差し込んでおけば、どの結果から来たかが本文に残ります。結果コンテンツごとにフォームを分けている構成なら、そのフォームのhiddenに結果名を固定で書いておくだけ。

別ページのフォームへ飛ばす場合は、URLパラメータで渡す手もあります。

/contact/?result=light-plan

ただしURLパラメータは読者側で書き換えられる、という点は忘れないこと。判定に使う値ではなく、対応を助ける補足情報として扱うのが安全です。

送信率を落とすのは、たいていフォームの重さ

読者はもう3問なり5問なりに答えてきています。その直後に会社名・住所・電話番号・予算・導入時期・URL・詳細な相談内容が全部必須のフォームが出てくると、そこで手が止まる。診断後のフォームは名前・メールアドレス・相談内容くらいに絞って、残りは返信のやり取りで聞くほうが通ります。

もう一つ、見た目は出ているのに送れない、という状態も起きます。公開前に一度、次を通しで確認しておいてください。

  • シークレットウィンドウで送信できるか
  • スマートフォンで送信できるか
  • キャッシュが効いた状態でもフォームが動くか
  • reCAPTCHAやスパム対策が正しく動くか
  • 管理者宛メールに診断結果が入っているか

テスト送信を1回もせずに公開すると、届いていないことに数週間気づかない、という事故になります。

直すときに見るのは、完了率じゃない

問い合わせが増えないときに見る順番(完了率→結果の表示分布→フォーム送信数)を示した図

診断の完了率だけ見ていても、この記事の話は改善できません。完了までは進んでいるのに問い合わせが増えないなら、原因は診断ではなく結果画面の側にあります。

診断シミュレーションProのダッシュボードでは開始数・完了数・完了率・平均所要時間・設問別の離脱率・結果の表示分布が見られます。ここにフォーム側の表示数と送信数を突き合わせると、どこで落ちているかが見えてきます。

見たいこと確認する数字打ち手
診断が最後まで進んでいるか開始数 / 完了率設問数と選択肢の分かりやすさを見直す
結果が読まれているか結果の表示分布 / 滞在時間結果の説明と提案内容を見直す
フォームまで進んでいるかフォーム表示数 / 送信数フォームの位置とCTA文言を見直す
結果によって差があるか結果別のCV率結果ごとの一文とボタン文言を調整する

計測はセッション単位で、個人情報を保存せずに自社DBへ溜まります(保持は既定90日)。外部の解析ツールを足さなくても、まずはここから見始められます。設問の側に問題がありそうなら、診断の離脱率の直し方を先に読んでください。

よくある質問

CF7連携をオンにしないと、結果の中のフォームは動かない? 動きます。連携の設定をオンにしなくても、結果コンテンツ内の

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

は表示も送信もできます。

誤判定救済モードはいつオンにする? Akismet やコメント禁止リストが結果フォームの送信を誤って弾いているときだけです。reCAPTCHA や Turnstile が原因の場合には効きません。

結果ごとに別々のフォームを用意すべき? 必須ではありません。同じフォームでも、hidden項目で結果名を分けておけば対応はできます。フォーム自体を分けるのは、聞く項目が結果によって変わるときで十分です。

Contact Form 7 以外のフォームでも使える? 結果コンテンツはブロックエディタなので、他のフォームプラグインのショートコードも置けます。ただし救済モードなど連携まわりの機能は Contact Form 7 向けです。

そもそもCF7だけで診断は作れない? 分岐が少なければ作れなくはありませんが、結果の作り込みで詰まります。線引きはContact Form 7だけで診断は作れるかにまとめました。

診断シミュレーションProの機能や動作環境は製品ページで確認できます。

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