Guide

日本語校正マネージャー — 使い方ガイド

購入後、インストールからライセンス認証、コンテンツ作成・公開までの流れをまとめた利用開始ガイドです。

本ページは、購入されたお客様が「日本語校正マネージャー」を導入し、編集部の表記ルールを運用できるようにするまでの流れをまとめたものです。
購入・ライセンスキーの確認・プラグインのダウンロード・契約(自動更新)の管理は、すべて当サイト(plugear.net)のマイページで行います(STEP 1 /「契約・サブスクリプションの管理」を参照)。WordPress 管理画面での操作(STEP 2 以降)はプラグイン本体側の機能です。

はじめに

「日本語校正マネージャー」は、記事の表記ゆれ・冗長表現・文体の乱れ・長すぎる文などを、WordPress のブロックエディタ上でその場に指摘するプラグインです。指摘のもとになる「言葉のリスト(辞書)」と「判定の設定(ルール)」はサイト側に保存され、編集部の資産として共有されます。

さらに、編集部が「これだけは絶対に出せない」と決めた指摘(重要度 Error)が残っている記事は、公開しようとしたときにサーバー側で止めることもできます(この機能は既定ではオフです。STEP 8 で有効にできます)。

先に押さえておくと迷わない — 「辞書」と「ルール」

このプラグインの設定画面には 「辞書」「ルール」 という似た名前の 2 つが出てきます。ここだけ先に区別できていると、以降の手順で迷いません。

ひとことで言うと
辞書どの言葉を見るかのリスト「下さい → ください」「弊社製品名の正しい表記」を 1 行ずつ登録したもの
ルールその言葉をどう扱うかの設定「その辞書に載っている語を見つけたら 警告として出す」「1 文が 80 文字を超えたら出す」

たとえば「下さい」を指摘したいとき、言葉そのもの(下さい → ください)は辞書に登録し、それをどのくらいの強さで指摘するか(警告なのか、公開を止めるエラーなのか)はルールで決めます。同梱の辞書 5 冊とルール 9 本は、この組み合わせが最初から出来上がった状態です。

実務では 「新しい言葉を足したいときは辞書、指摘の強さや条件を変えたいときはルール」 と覚えておけば足ります。長文・文体・句読点・全角半角のように「言葉のリスト」を持たないチェックもあり、これらはルールだけで動きます(辞書は使いません)。

導入までの流れは次の 6 ステップです。

  1. プラグインを入手する(zip ダウンロード)
  2. WordPress にインストールして有効化する
  3. ライセンスキーを認証する
  4. 記事を書きながら、出てくる指摘を確認する
  5. 自社の表記ルールを辞書に登録する
  6. (必要になったら)適用範囲を分ける・公開ブロックを有効にする
有効化した時点で、同梱の辞書 5 冊とルール 9 本が登録され、その 9 本を束ねたプロファイル「標準メディア文体」がサイト全体に割り当て済みになります。設定を何も行わなくても、すぐに記事の編集画面で指摘が表示されます。同梱ルールはすべて「Warning(警告)」で、公開がブロックされることはありません。まずは STEP 4 まで進めて、実際の原稿でどんな指摘が出るかを見てみてください。

動作環境

項目要件
WordPress6.6 以上(推奨: 最新版。7.0 で確認済み)
PHP8.1 以上
エディタブロックエディタ(Gutenberg)
編集画面での校正(サイドバー・自動チェック・ワンクリック修正)はブロックエディタ専用です。クラシックエディタでは指摘は表示されませんが、公開前チェック(STEP 8)による停止は有効です。校正の対象になるのは投稿と固定ページです。AI 最終チェック(STEP 9)を使う場合のみ、WordPress 7.0 以上と AI プロバイダの設定が別途必要です。

STEP 1.プラグインを入手する

当サイト(plugear.net)はアカウント制です。購入・ライセンス・ダウンロードはすべてアカウントのマイページから行います。

  1. アカウントを登録します。新規登録でメールアドレスとパスワードを登録すると確認メールが届きます。メール内のリンクを開いてメールアドレスの確認を完了してください(確認しないとログインできません。リンクの有効期限は 24 時間)。
  2. ログインします。ログイン後、本製品ページの 「購入する」 ボタンから決済(クレジットカード)に進みます。購入にはログインが必須です。
  3. 決済を完了します。本製品はサブスクリプション(自動更新)です。決済が完了すると マイページ > ライセンス管理 に購入したライセンスが表示されます。
  4. ライセンスキーを確認します。ライセンス管理 → 対象ライセンスの 「詳細」 を開くと、ライセンスキー(コピーボタン付き)が確認できます。このキーを STEP 3 で使用します。
  5. プラグインの zip をダウンロードします。同じライセンス詳細画面の 「プラグインのダウンロード」 でバージョンを選び、ダウンロードします(ライセンスが有効なときに表示されます)。
ライセンスキーと最新版 zip はいつでもマイページから再取得できます。「購入時のメールに記載」される運用ではなく、アカウントにログインして取得する方式です。キーは STEP 3 の認証と自動アップデートに使用します。

STEP 2.インストールと有効化

  1. WordPress 管理画面にログインします。
  2. 左メニューの 「プラグイン」→「新規追加」→「プラグインのアップロード」 を開きます。
  3. STEP 1 でダウンロードした zip ファイルを選択し、「今すぐインストール」 をクリックします。
  4. インストール完了後、「プラグインを有効化」 をクリックします。

有効化に成功すると、管理画面の左メニューに 「日本語校正マネージャー」 が追加されます。このメニューの中に、以下のサブメニューが表示されます(表示されるかどうかは権限によって変わります)。

サブメニュー画面の見出し役割
日本語校正マネージャー日本語校正マネージャー使い方ツアーの起動と、アンインストール時の挙動の設定
ルール校正ルール何をどの重要度で見るかを決めます(STEP 6)
辞書辞書検出したい言葉のリストを登録します(STEP 5)
プロファイルルールプロファイルルールを束ねて「どの厳しさで効かせるか」を作ります(STEP 7)
割り当てプロファイルの割り当てプロファイルをサイト全体・カテゴリ・ライターなどに割り当てます(STEP 7)
ダッシュボード校正ダッシュボード指摘の傾向をライター別・ルール別などで集計して表示します(STEP 9)
AI 校正AI 最終チェック任意機能である AI 最終チェックの設定と利用状況(STEP 9)
ライセンスライセンスライセンスキーの認証・状態確認(STEP 3)
有効化後に追加される管理メニュー。
有効化後に追加される管理メニュー。
有効化したあと 「日本語校正マネージャー」 のいずれかの画面(「ライセンス」を除く)を開くと、「日本語校正マネージャーをインストールしました。」 という案内と 「使い方ツアーを開始」 ボタンが表示されます(設定・ルール・プロファイル・レポートのいずれかの権限を持つユーザーにのみ表示されます。既定では管理者と編集者が該当します)。実際の画面をたどりながらルール・辞書・プロファイル・割り当ての関係を案内するツアーで、何度でも実行できます(「日本語校正マネージャー」の設定画面からも起動できます)。

STEP 3.ライセンスを認証する

自動アップデートを受け取れるようにするため、まずライセンスを認証します。

  1. 管理画面メニュー 「日本語校正マネージャー」→「ライセンス」 を開きます。
  2. ライセンスキーの入力欄に、マイページで確認したライセンスキーを貼り付けます。
  3. 「有効化」 ボタンをクリックします。
ライセンスキーは当サイトの マイページ > ライセンス管理 > 詳細 でコピーできます(STEP 1 参照)。なお、当サイトのマイページに表示されるステータス名は 有効 / 期限切れ / 停止中 / 無効 です(下表「失効」に相当する状態はマイページでは 無効 と表示されます)。

認証に成功すると、ライセンス情報カードに現在のステータス・有効期限・アクティベーション数(利用サイト数 / 上限)などが表示されます。

ライセンス画面 — キーを貼り付けて「有効化」。
ライセンス画面 — キーを貼り付けて「有効化」。

ステータスの見方

表示状態対応
未認証キー未入力ライセンスキーを入力して有効化してください
有効正常そのままご利用いただけます
期限切れ有効期限切れアップデート継続には更新(再購入/更新手続き)が必要です
停止中一時停止お問い合わせください
失効無効化済みお問い合わせください

サイトを移行・解約するとき

別のサイトでライセンスを使いたい場合は、現在のサイトのライセンス画面で 「無効化」 を実行すると、アクティベーション枠が 1 つ解放されます。

旧サイトにアクセスできず管理画面から無効化できない場合は、当サイトの マイページ > ライセンス詳細「使用中のドメイン」 一覧から、対象ドメインの 「解除」 を実行してもアクティベーション枠を解放できます。

「無効化」をしても、登録済みの辞書・ルール・プロファイルは削除されません。アンインストール(削除)時も既定ではデータは残ります。データが削除されるのは、「日本語校正マネージャー」の設定画面でデータ削除を有効にしたうえで、プラグイン本体をアンインストール(削除)したときのみです。

STEP 4.記事を書きながら校正する

ここからがプラグイン本体の使い方です。まずはライターが日常的に使う画面から見ていきます。管理画面の設定を触る必要はありません。

4-1. 校正サイドバーを開く

  1. 投稿または固定ページの編集画面を開きます(ブロックエディタ)。
  2. 画面右上の オプション(︙) メニューから 「日本語校正マネージャー」 を選ぶか、上部のプラグインアイコン をクリックしてサイドバーを開きます。
  3. 本文を入力すると、入力が止まってから 2 秒後に自動でチェックが実行されます。
オプション(︙)メニューから校正サイドバーを開く。
オプション(︙)メニューから校正サイドバーを開く。

サイドバーには次のものが表示されます。

表示内容
件数のバッジエラー / 警告 / 情報 / 提案 の 4 段階それぞれの指摘件数。
適用プロファイルこの記事に効いているプロファイル名と、その由来(サイト全体 / カテゴリ / ユーザー など)。
指摘の一覧重要度・メッセージ・該当する文字列。本文の指摘はクリックすると該当ブロックが選択されます(タイトル・抜粋・スラッグ・SEO 欄の指摘はクリックしても移動しません)。
「校正を実行」ボタン自動チェックを待たずに、その場でチェックを実行します。
「自動校正(編集中に自動チェック)」トグル自動チェックのオン・オフ。オフにすると「校正を実行」ボタンだけで動作します。
編集画面の校正サイドバー — 件数バッジと指摘の一覧。
編集画面の校正サイドバー — 件数バッジと指摘の一覧。
重要度の表示名は画面によって異なります。編集画面のサイドバーは エラー / 警告 / 情報 / 提案、管理画面(ルール・ダッシュボード)は Error / Warning / Info / Suggestion です。指すものは同じです。

4-2. 指摘を直す(ワンクリック修正)

推奨表記が決まっている指摘には、「〜に修正」 ボタンが表示されます(例: 「ください」に修正)。クリックすると本文の該当箇所が置き換わり、その後に自動で再チェックが走ります。

ワンクリック修正が使えるのは本文の指摘だけです。記事タイトル・抜粋・スラッグ・SEO 欄の指摘は表示のみで、修正ボタンは出ません(手で直してください)。また、リンクや装飾タグを含むブロックでは、本文が壊れるのを避けるため修正が適用されません。ボタンを押しても本文は変わらず、「この指摘は自動修正できませんでした。」 と表示されます(この場合は手で直してください)。
ワンクリック修正のボタン — 推奨表記がある指摘に出る。
ワンクリック修正のボタン — 推奨表記がある指摘に出る。

4-3. 誤検出だったときの対処

自社の製品名が偶然ルールに引っかかる、その記事では意図的にその表現を使っている——といった場合は、指摘ごとに次の操作ができます(表示されるボタンは権限によって変わります)。表の番号は、下の画像の赤い番号と対応しています。

ボタン効果の範囲使いどころ
1この指摘のみ無視その記事の中の、そのルール × その語だけ今回だけ許容したいとき
2この投稿では無視その記事で、そのルールの指摘すべて転載記事など、その記事だけ例外にしたいとき
3このルールを無効化サイト全体で、そのルールの指摘すべてそのルール自体が媒体に合っていないとき
4辞書に登録して以後許可サイト全体で、その語の内側に収まる指摘すべて製品名・固有名詞など、その語の中では指摘してほしくないとき
「この投稿では無視」は、その語だけでなく、そのルールの指摘がその記事から全部消えます(1 語だけを対象にしたい場合は「この指摘のみ無視」を選んでください)。また「このルールを無効化」はサイト全体に効くため、実行にはルール管理の権限が必要です。
「辞書に登録して以後許可」を使うと、その語は「許可語」の辞書に追加され、以後どのルールの指摘であっても、その語の内側に収まる指摘は抑制されます。ルール本体を緩めずに例外だけを通せるので、連載などで毎回同じ語に指摘が出るときに便利です。
誤検出だったときの 4 つの逃がし方(上の表の番号と対応)。
誤検出だったときの 4 つの逃がし方(上の表の番号と対応)。

4-4. この記事だけ校正の設定を変える

プロファイルの管理権限を持つユーザー(既定では管理者・編集者)には、サイドバーに 「この投稿の設定」 パネルが表示されます。

  • 1プロファイルの差し替え:この記事にだけ別のプロファイルを使います。初期値は 「(割り当てに従う)」 です。
  • 2この投稿の校正を無効化:この記事の校正を丸ごと止めます。指摘は 0 件になり、公開もブロックされません。
「この投稿の設定」 — 2 つの項目(上の箇条書きの番号と対応)。
「この投稿の設定」 — 2 つの項目(上の箇条書きの番号と対応)。
プレスリリースの原文転載など「原文のまま出す」記事は、この設定でまとめて校正の外に出せます。ルールを消したり例外を作ったりする必要はありません。

STEP 5.自社の表記ルールを辞書に登録する

同梱の辞書だけでも動きますが、価値が出るのは自社の表記ルールを入れてからです。「弊社は『お問い合わせ』と書く」「この製品名はこの表記」といったルールを登録します。

5-1. 辞書とルールの関係(もう一段くわしく)

「はじめに」で触れた区別を、設定画面の言葉で整理すると次のようになります。

役割編集する場面
辞書「どの言葉を対象にするか」の言葉のリスト。1 冊の辞書に、検出したい表記と推奨表記の組を何件でも登録します。語を増やす・直すとき
ルール「どう判定するか」の設定。表記ゆれ・長文などの種別と、重要度(Error / Warning など)を持ちます。辞書を使う種別のルールは、参照する辞書を指定します。判定の厳しさを変えるとき
語を足したいだけなら辞書だけを編集すれば十分です(ルールは触りません)。辞書の「種別」は一覧で用途を見分けるための分類で、判定の仕方を切り替えるものではありません(例外は「許可語(校正除外)」で、これだけは登録した語に重なる指摘を全体から除外する動きをします)。

5-2. 辞書に語を登録する

  1. 「日本語校正マネージャー」→「辞書」 を開きます。同梱の辞書(IT 表記ゆれ(同梱) / 冗長表現(同梱) / 一般表記ゆれ(同梱) / 重言・二重表現(同梱) / 許可語(同梱))が並んでいます。
  2. 自社用の辞書を作る場合は 「新規追加」 をクリックし、辞書名種別説明を入力して 「辞書を追加」「この辞書を校正に使う」 にチェックが入っていることを確認します。
  3. 辞書の一覧で 「開く」 を押し、「エントリ」 の欄で語を登録します。

「エントリを追加」で入力する項目は次のとおりです。番号は下の画像の赤い番号と対応しています。

項目内容
1検出表記指摘したい書き方(必須)。この語が本文にあると指摘が出ます。
2(一致方法)完全一致 / 部分一致 / 正規表現 から選びます。
3(大文字小文字を区別)英字の大小を区別するかどうか。
4推奨表記直したあとの書き方。この語を参照するルールで 「ワンクリック修正を許可」 がオンなら、編集画面にワンクリック修正のボタンが出ます(プロファイル側の 「ワンクリック修正を許可」 もオンである必要があります。同梱プロファイル「標準メディア文体」は既定でオンです)。
5許容表記(カンマ区切り)推奨表記のほかに許容する書き方。
6補足(指摘時に表示)禁止語・注意語のチェックで、指摘メッセージの末尾に表示されます。
推奨表記を空にしておくと、「指摘はするが自動修正はしない」という扱いになります。機械的に置き換えると文意が変わってしまう語は、あえて空にしておくのがおすすめです。
日本語を含む語では、「完全一致」を選んでも単語単位ではなく出現一致(文中にその文字列があれば一致)として動きます。短い語を登録すると別の語の一部に反応することがあるため、登録する語はある程度の長さを持たせてください。なお検出表記の上限は 500 バイト(日本語で約 160 文字)です。
辞書へのエントリ追加 — 入力する 6 項目(上の表の番号と対応)。
辞書へのエントリ追加 — 入力する 6 項目(上の表の番号と対応)。

5-3. スプレッドシートの表記ルールを CSV で取り込む

すでに表記ルールを表で管理している場合は、CSV でまとめて取り込めます。

  1. 辞書を開き、「インポート / エクスポート」 の欄まで進みます。
  2. 形式で CSV(または JSON)を選び、ファイルを選択して 「プレビュー(取り込みはまだ行いません)」 をクリックします。
  3. 「インポートプレビュー(dry run)」 が表示され、「全 N 行 / 取り込み可能 N 行 / エラー N 行」 と、エラー行の理由が確認できます。この時点ではまだ保存されていません。
  4. 内容に問題がなければ 「N 行をインポートする」 をクリックして確定します。
項目内容
CSV の 1 行目(ヘッダ)pattern, suggestion, alternatives, match_type, case_sensitive, note, is_enabled(この 7 列が必要です)
取り込み方式追記型。既存のエントリは変更しません。
ファイルサイズの上限5MB
プレビューの有効期限15 分(切れた場合はもう一度ファイルを選択してください)
辞書の CSV インポート — 取り込む前に結果を確認できる。
辞書の CSV インポート — 取り込む前に結果を確認できる。
書き出しは同じ画面の 「CSV エクスポート」 / 「JSON エクスポート」 から行えます。バックアップや別サイトへの移行に使えます。

STEP 6.ルールの厳しさを決める

「日本語校正マネージャー」→「ルール」(画面の見出しは 「校正ルール」)で、何をどの重要度で見るかを調整します。同梱の 9 本はすべて Warning で入っています。

重要度意味
Error公開ブロックの対象になります(STEP 8 で有効にした場合)。「絶対に出せない」ものだけに使います。
Warning指摘は出ますが、公開は止まりません。同梱ルールの初期値です。
Info参考情報として表示します。
Suggestion提案として表示します。

ルールを編集するときの項目は次のとおりです。番号は下の画像の赤い番号と対応しています。

項目内容
1ルール名一覧に出る表示名です。
2ルールキー半角英小文字・数字などで指定する一意のキー(例: custom.company-name)。
3種別表記ゆれ / 禁止語・注意語 / 文体 / 長文 / 冗長表現 / 全角半角 / 句読点 / SEO 項目 から選びます。
4説明文ルールの説明を記録しておく欄です(指摘と一緒にライターへ表示されます)。
5検出パターンそのルール自体で検出したい文字列と、その一致方法(辞書を使う種別では空欄のままにします)。
6修正候補検出パターンを使うルールで、ワンクリック修正の置き換え先にする文字列。
7重要度上表の 4 段階から選びます。
8参照辞書表記ゆれ・禁止語・注意語・冗長表現の種別で、どの辞書を使うかをチェックで選びます。
9その他パラメータ(JSON)ルール固有の設定を JSON で指定します(例: 長文の上限文字数 {"max_chars": 80})。
10オプションワンクリック修正を許可 / 強制ルール(プロファイルで無効化・緩和できない) / 有効 のチェックボックス。
ルール一覧 — 何を、どの重要度で見るかを決める。
ルール一覧 — 何を、どの重要度で見るかを決める。
ルールの編集 — 設定項目 10 個(上の表の番号と対応)。
ルールの編集 — 設定項目 10 個(上の表の番号と対応)。
よく調整するパラメータの例: 長文チェックの max_chars(1 文の文字数上限・既定 80)と max_commas(1 文の読点の数・既定 4)、文体チェックの max_ending_repeat(同じ語尾が続く回数・既定 3)、句読点チェックの require_period(段落末の句点を必須にするか・既定は必須)。
「強制ルール」にすると、そのルールはどのプロファイルからも無効化・緩和できなくなります。法令にかかわる表現など「現場の裁量で外させない」ものに使ってください。

STEP 7.適用範囲を分ける(プロファイルと割り当て)

ここまでの設定はサイト全体に効きます。「このカテゴリだけ厳しく」「このライターだけ厳しく」を作りたくなったら、この STEP に進みます。

やりたいことから選ぶ

やりたいことやり方
サイト全体の設定を変えたい同梱のプロファイル 「標準メディア文体」 を編集する(すでにサイト全体へ割り当て済み)
特定のカテゴリ・ライターだけ厳しくしたい新しいプロファイルを作り、「割り当て」 でその対象に割り当てる(7-1 → 7-2)
特定の記事だけ設定を変えたい・校正を止めたいその記事の編集画面で 「この投稿の設定」 を使う(STEP 4-4)

7-1. プロファイルを作る

  1. 「日本語校正マネージャー」→「プロファイル」(見出しは 「ルールプロファイル」)で 「新規追加」 をクリックします。
  2. プロファイル名説明を入力します。
  3. 「属性」 のチェックボックスで、「ワンクリック修正を許可」「Error 指摘があれば公開をブロックする」「有効」 を設定します。
  4. 「ルールの上書き」 の表で、このプロファイルで扱うルールの 「含める」 にチェックを入れ、必要に応じて 有効状態(既定に従う / 有効 / 無効)・重要度パラメータ上書き(JSON) を指定します。
  5. 「プロファイルを追加」 で保存します。
「含める」にチェックを入れたルールだけが、そのプロファイルの対象になります。どのプロファイルからも含められていないルールは(強制ルールを除いて)実行されません。サイト全体用のプロファイルを自作する場合は、必要なルールを漏れなくチェックしてください。
重要度だけを変えたい場合は、「含める」にチェックして重要度を選ぶだけで構いません(パラメータは空欄のままで大丈夫です)。逆に、パラメータ上書きを書くとそのルールのパラメータは丸ごと置き換わります(一部のキーだけを差し替えることはできません)。
プロファイル編集 — どのルールを、どの重要度で効かせるかを束ねる。
プロファイル編集 — どのルールを、どの重要度で効かせるかを束ねる。

7-2. プロファイルを割り当てる

「日本語校正マネージャー」→「割り当て」(見出しは 「プロファイルの割り当て」)の 「割り当てを追加」 で、作ったプロファイルを効かせる対象を指定します。番号は下の画像の赤い番号と対応しています。

  1. 1対象種別を選びます(サイト全体 / ユーザー権限 / 投稿タイプ / タグ / カテゴリ / ユーザー / 個別投稿)。
  2. 2対象 ID に、その対象を指す値を入れます(下表を参照。サイト全体は空欄)。
  3. 3プロファイル で、効かせるプロファイルを選びます。
  4. 4「割り当てを追加」 で保存します(優先度は空欄のままで構いません)。
対象種別「対象 ID」に入れる値強さ
サイト全体空欄いちばん弱い
ユーザー権限権限のスラッグ(例: author
投稿タイプ投稿タイプのスラッグ(例: post
タグタグの数値 ID
カテゴリカテゴリの数値 ID
ユーザーユーザーの数値 ID
個別投稿投稿の数値 IDいちばん強い

強い対象の設定が、弱い対象の設定の上に重なります。重なるのは「そのプロファイルが『含める』にチェックしたルール」だけで、チェックしていないルールは弱い側の設定がそのまま残ります。

例: サイト全体に「標準メディア文体」を割り当てたまま、ユーザー(あるライターの ID)に「新人ライター向け」を割り当てると、そのライターの記事だけ「新人ライター向け」で指定したルールが差し替わり、それ以外のルールはサイト全体の設定のままになります。
なお 「ユーザー」「ユーザー権限」で判定されるのは記事の著者です(編集者が代理で開いても結果は変わりません)。
1 つの対象に割り当てられるプロファイルは 1 つだけです。また、割り当て一覧でできる操作は追加と削除です(既存の行を編集するフォームはないため、変更したいときは削除して追加し直してください)。
割り当ての追加 — 4 手順(上の手順の番号と対応)。
割り当ての追加 — 4 手順(上の手順の番号と対応)。

7-3. 効き方を確認する

同じ「割り当て」画面の下部に 「実効プロファイルのプレビュー」 があります。ここで、その記事に最終的にどのルールが効いているかを確認できます。

  1. 「投稿 ID」 に確認したい記事の ID を入力します(投稿タイプ・カテゴリ ID・ユーザー ID を指定して、条件から確認することもできます)。
  2. 「プレビュー」 をクリックします。
  3. 「プレビュー結果」「自動修正: ○○ / 公開ブロック: ○○」 のサマリと、ルール・重要度・由来レイヤーの 3 列の表が表示されます。
実効プロファイルのプレビュー — この記事に何がどこ由来で効いているか。
実効プロファイルのプレビュー — この記事に何がどこ由来で効いているか。
ライターから「なぜこの記事だけこの指摘が出るのか」と聞かれたときは、この画面が答えになります。由来レイヤーの列を見れば、その指摘がサイト全体・カテゴリ・ユーザーのどの設定から来ているかが分かります。

STEP 8.公開前チェック(公開ブロック)を有効にする

編集部で「これだけは絶対に出せない」という合意ができたら、公開を止める設定を有効にします。この操作を行うまで、公開がブロックされることはありません。

  1. 「ルール」 画面で、公開を止めたいルールの重要度を Error に変更します。
  2. 「プロファイル」 画面で対象のプロファイルを編集し、「Error 指摘があれば公開をブロックする」 にチェックを入れて保存します。
  3. そのプロファイルが目的の範囲に割り当てられているかを、「割り当て」 画面と 「実効プロファイルのプレビュー」公開ブロック: する と表示されるか)で確認します。

有効にすると、次のように動作します。

場面動作
ブロックエディタで公開しようとしたとき公開が中断され、「校正の Error 指摘が残っているため公開できません。」 というエラーになります。
公開ボタンを押す前公開前のパネル 「校正: 公開前チェック」「Error 指摘が残っているため、このまま公開しようとするとブロックされます。」 と先に表示されます。
クラシックエディタ・クイック編集・外部ツールから公開したときエラー画面ではなく、記事が下書きに差し戻されます。その投稿の編集画面を開くと通知が表示されます。
予約公開予約を設定したときと、予約済み記事を編集したときにチェックされます。
公開済みの記事を更新したときブロックされません(公開中の記事が突然下書きに戻ることはありません)。
非公開(private)で公開したときブロックされません(公開ブロックの対象は「公開」と「予約公開」のみです)。
プロファイルの「Error 指摘があれば公開をブロックする」を有効にする。
プロファイルの「Error 指摘があれば公開をブロックする」を有効にする。
公開前パネル — 公開ボタンを押す前に、止まるかどうかが分かる。
公開前パネル — 公開ボタンを押す前に、止まるかどうかが分かる。
締め切り直前などでどうしても公開したい場合は、強制公開の権限を持つユーザーであれば Error が残っていても公開できます(既定では管理者と編集者が持ちます)。強制公開した場合も記録は残り、ダッシュボードの「公開前ブロック件数(バイパス含む)」に計上されます。
ブロックの判定は「Error の指摘が 1 件以上あるかどうか」です(件数のしきい値は変更できません)。Warning・Info・Suggestion は何件あっても公開は止まりません。

STEP 9.(任意)運用を振り返る・AI に手伝わせる

校正ダッシュボード

「日本語校正マネージャー」→「ダッシュボード」(見出しは 「校正ダッシュボード」)で、指摘の傾向を集計して確認できます。期間は 当月 / 先月 / 過去 90 日 から選べます。

表示内容
サマリ指摘総数、チェック回数(記録済み)、Error / Warning / Info / Suggestion の件数、公開前ブロック件数(バイパス含む)
ライター別指摘数著者ごとの指摘数(上位 50 件)
投稿タイプ別指摘数投稿タイプごとの指摘数
カテゴリ別指摘数カテゴリごとの指摘数(上位 50 件)
ルール別指摘数ルールごとの指摘数(上位 20 件)
よくある表記ゆれ / よくある禁止語検出された語の集計(それぞれ上位 10 件)
校正ダッシュボード — ライター別・ルール別に指摘の傾向を見る。
校正ダッシュボード — ライター別・ルール別に指摘の傾向を見る。
集計されるのは、「校正を実行」ボタンによる手動チェックと、実際に公開・予約公開しようとしたときのサーバー側チェックの結果です。編集中のリアルタイム自動チェックと、公開ボタンを押す前のパネル「校正: 公開前チェック」の評価は記録されません(そのため、ここに出る数字は「編集中に出た全指摘」ではなく「記録対象のチェックで出た指摘」です)。記録の保持期間は既定で 90 日です。

AI 最終チェック

「日本語校正マネージャー」→「AI 校正」(見出しは 「AI 最終チェック」)で設定します。ルールでは拾えない誤字や読みにくさを、AI に確認させる任意機能です(既定はオフ)。

画面上部の利用状況に、WordPress のバージョン / サイトの AI 利用設定 / AI プロバイダと認証情報 / このプラグインの設定 / あなたの権限 の 5 項目が表示されるので、足りないものを確認してください。

  1. 「AI 最終チェックを有効にする」 にチェックを入れます。
  2. 「投稿本文を AI プロバイダへ送信することに同意する」 にチェックを入れます。
  3. 必要に応じて 「AI 実行の履歴を記録する」「優先するモデル」 を設定し、「変更を保存」 をクリックします。
「AI 最終チェック」画面 — 利用状況と設定。
「AI 最終チェック」画面 — 利用状況と設定。

設定を保存すると、記事編集画面の校正サイドバーに 「AI 最終チェック」 パネルが増えます。「AI 最終チェックを実行」 を押したときだけ AI に問い合わせます(自動では実行されません)。

この機能には WordPress 7.0 以上と、サイト側で用意した AI プロバイダのプラグイン・API キーが必要です(このプラグインは API キーを保持しません)。有効にすると、実行時に投稿本文が AI プロバイダへ送信されます。AI の指摘によって公開がブロックされることはありません。
また、AI 最終チェックを実行できるのは権限 jpl_use_ai を持つユーザーだけで、既定では管理者のみです(編集者には付きません。編集者にも使わせる場合は権限管理プラグイン等で付与してください)。

アップデートについて

ライセンスが 有効 の状態であれば、新バージョンが公開されると WordPress の「プラグイン」一覧に更新通知が表示されます。通常の WordPress プラグインと同じ操作でアップデートできます。

最新バージョンは当サイトの マイページ(「最新バージョン」) でも確認でき、ライセンス詳細の 「プラグインのダウンロード」 から過去・最新の任意バージョンを zip で再取得することもできます(手動アップデートや再インストール時に利用)。

ライセンスが期限切れ・停止中・無効の場合、アップデートを受け取れません。当サイトの マイページ > ライセンス管理 でステータスをご確認ください。

契約・サブスクリプションの管理

本製品はサブスクリプション(自動更新)です。契約の管理は当サイトの マイページ > ライセンス管理 > 詳細「サブスクリプション管理」 で行います。

項目内容
自動更新(ON/OFF)トグルで切り替えます。ON は「次回更新日」に自動課金され利用継続。OFF は「有効期限」までは利用でき、期限到達後に自動で停止(更新されません)。
次回更新日 / 有効期限自動更新 ON のときは次回課金日、OFF のときは利用できる最終日が表示されます。
支払い方法の変更「支払い方法を変更する」 から決済ポータル(Stripe)を開き、カード情報の更新などを行えます。
解約は、ライセンス詳細で自動更新を OFF にすれば完了です(即時停止ではなく、有効期限まで利用可)。アカウント自体を削除したい場合は マイページ > 退会手続き から行えます。期限切れ・解約後も、登録済みの辞書やルールはプラグインをアンインストールしない限り削除されません。

困ったときは

  • ライセンスキーの確認、zip の再ダウンロード、アクティベーション枠の解放、自動更新の停止、支払い方法の変更は、当サイトの マイページ からご自身で操作できます(STEP 1 /「契約・サブスクリプションの管理」参照)。
  • 管理画面の対象画面に表示される バグ報告ウィジェット(フッター付近のボタン)から、不具合の内容を送信できます。送信時に WordPress / PHP / プラグインのバージョンなどの情報が自動添付されます(ライセンスが有効で、かつサイト管理者権限のあるユーザーにのみ表示されます)。
  • 上記で解決しないライセンス・購入に関するお問い合わせは お問い合わせ からご連絡ください。

よくある質問(抜粋)

Q. 有効化しただけで、記事が公開できなくなりませんか?

なりません。同梱のプロファイル「標準メディア文体」は、9 本のルールすべてが Warning で、公開ブロックの設定はオフです。公開が止まるのは、STEP 8 の手順(ルールの重要度を Error にする+プロファイルで公開ブロックを有効にする)を、権限を持つ人(既定では管理者と編集者)が実行したときだけです。

Q. ライターにも管理画面の使い方を教える必要がありますか?

必要ありません。投稿者・寄稿者の権限では、ルール・辞書・プロファイルなどの管理画面は表示されません。ライターが使うのは記事編集画面の校正サイドバーだけです(指摘の確認・ワンクリック修正・「この指摘のみ無視」「この投稿では無視」が行えます)。

Q. 指摘された箇所を直さずに公開したい記事があります。

いくつか方法があります。指摘 1 件だけなら「この指摘のみ無視」、その記事のそのルール全体なら「この投稿では無視」を使ってください。転載記事など記事全体を校正の対象外にしたい場合は、編集画面の「この投稿の設定」で「この投稿の校正を無効化」をオンにします(プロファイル管理の権限が必要です)。公開ブロックを有効にしている場合でも、強制公開の権限を持つユーザーはそのまま公開できます。

Q. 同梱の辞書に、あとから語が追加されることはありますか?

同梱データが投入されるのは、プラグインを最初に有効化したときの 1 回だけです。アップデートによって既存サイトの辞書が書き換わることはありません(削除した同梱データが復活することもありません)。語を増やす場合は、ご自身で辞書に追加してください。

Q. リアルタイムの自動チェックが止まってしまいました。

本文が大きい場合、チェックが時間の上限に達して自動的に自動校正がオフになり、「本文が大きいため自動校正を停止しました。手動で「校正を実行」してください。」 と表示されることがあります。その場合は「校正を実行」ボタンで手動チェックをご利用ください。

Q. カスタム投稿タイプでも校正できますか?

本バージョンで校正の対象になるのは投稿と固定ページです。管理画面から対象を変更する設定項目はありません。

他のよくある質問も見る →

プラグイン共通のご質問

Q. 返品・キャンセルはできますか?

本製品はダウンロード提供のデジタル商品という性質上、購入後の返品・返金は一切お受けできません。あらかじめご了承ください。なお、サブスクリプションの次回以降の更新を止めたい場合は、マイページのライセンス詳細で自動更新をオフにできます(有効期限までは引き続きご利用いただけます)。

Q. 購入にアカウント登録は必要ですか?

必要です。メールアドレスでアカウントを登録し、確認メールのリンクからメールアドレスの確認を完了のうえログインすると購入できます。ライセンスキーの確認やプラグイン本体のダウンロードも、ログイン後のマイページから行います。

Q. 支払い方法と料金体系を教えてください。

クレジットカードによるサブスクリプション(自動更新)です。請求情報や支払い方法の変更、自動更新の停止は、マイページのライセンス詳細から行えます。

Q. 1つのライセンスで複数のサイトに使えますか?

ライセンスはサイト単位で、利用できるサイト数の上限はマイページのライセンス詳細に表示されます。別のサイトへ移す場合は、旧サイトでライセンスを無効化するか、マイページのライセンス詳細で対象ドメインを解除すると枠が解放されます。

Q. お問い合わせ対応の範囲を教えてください。

個別カスタマイズサポートは行っておりません。導入方法・基本操作に関するお問い合わせのみ対応しております。ご利用環境固有の不具合調査・コード改修は対象外です。テーマ・他プラグインとの競合調査は保証対象外です。